2010年 07月 25日
週末の統一会堂 |
雨季でみずみずしい芝生がきれいですね。
週末ということもあるのでしょう、たくさんの人が訪れていました。
ベトナム戦争終結のシンボルとなったサイゴン陥落は、ここが舞台となりました。
共産党指導者のホーチミンが建国した北ベトナム(ベトナム民主共和国)軍の戦車が、
親米の南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領官邸だったこの敷地に突入し、大統領を拘束。
これに先駆けてアメリカ軍は撤退、そして南ベトナムは崩壊しました。
南北の激しい戦いは終わり、ベトナムは念願だった南北統一を果たしました。
そして、冷戦時代の共産主義のロシアと資本主義のアメリカの対立が背後に見える
悲惨な戦争もようやく終わりました。
終戦の象徴的な場所となったこの統一会堂には、執務室や会議室に加え、
いくつものきらびやかだったであろう応接室や食事室があり、映画室までありました。
華やかな社交が繰り広げられた時代もあったのでしょう。
※地下には戦争時の作戦司令室などがあるそうですが、
今回ひとりで巡っていたミンミンは残念ながらたどりつけませんでした。
この日、見学しているのは、ほとんどがベトナムの皆さんでした。
地方からバスツアーでやってきたグループや、バイクでやってきたカップルなど、
それぞれがガイドさんの説明に「なるほど~」とうなずいたり、デジカメを撮ってみたり。
3階に戦争の記録が展示されていました。
「ジュネーブ和平協定を破ったアメリカを敗退させ、ベトナムは統一しました」という説明に、
この戦争はベトナムの人たちにとって「国を統一するための戦争」だったんだと気づきました。
枯葉剤、ゲリラ、ウッドストック、学生運動。そんな強烈なイメージが先行していて、
どうしてこういうことが起きたかと知るのが後回しになっています。
はずかしながらベトナムに来る前、ミンミンがもっていたこの国のイメージには、
「成長」の一方で、「戦争」と「貧困」もありました。
でも来てみると、都会の日常に悲壮感は見当たりません。
ホーチミン中で建設ラッシュがあり、ブランドショップが続々とオープンし、
皆さんおしゃれに気をつかい、熱心に働き、コーヒー屋台でのおしゃべりを楽しんでいます。
もちろん、ベトナムに来て日の浅いミンミンは、まだほんの一面しか見ていませんが。
イメージと現実の差はなんだろうな、と思います。
情報があふれる今の世の中。どの情報も正しいかもしれないけれど、すべてではない。
自分の目と足で確かめるチカラがますます大切になるんじゃないかな、と思うミンミンです。
週末ということもあるのでしょう、たくさんの人が訪れていました。
ベトナム戦争終結のシンボルとなったサイゴン陥落は、ここが舞台となりました。
共産党指導者のホーチミンが建国した北ベトナム(ベトナム民主共和国)軍の戦車が、
親米の南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領官邸だったこの敷地に突入し、大統領を拘束。
これに先駆けてアメリカ軍は撤退、そして南ベトナムは崩壊しました。
南北の激しい戦いは終わり、ベトナムは念願だった南北統一を果たしました。
そして、冷戦時代の共産主義のロシアと資本主義のアメリカの対立が背後に見える
悲惨な戦争もようやく終わりました。
終戦の象徴的な場所となったこの統一会堂には、執務室や会議室に加え、
いくつものきらびやかだったであろう応接室や食事室があり、映画室までありました。
華やかな社交が繰り広げられた時代もあったのでしょう。
※地下には戦争時の作戦司令室などがあるそうですが、
今回ひとりで巡っていたミンミンは残念ながらたどりつけませんでした。
この日、見学しているのは、ほとんどがベトナムの皆さんでした。
地方からバスツアーでやってきたグループや、バイクでやってきたカップルなど、
それぞれがガイドさんの説明に「なるほど~」とうなずいたり、デジカメを撮ってみたり。
3階に戦争の記録が展示されていました。
「ジュネーブ和平協定を破ったアメリカを敗退させ、ベトナムは統一しました」という説明に、
この戦争はベトナムの人たちにとって「国を統一するための戦争」だったんだと気づきました。
枯葉剤、ゲリラ、ウッドストック、学生運動。そんな強烈なイメージが先行していて、
どうしてこういうことが起きたかと知るのが後回しになっています。
はずかしながらベトナムに来る前、ミンミンがもっていたこの国のイメージには、
「成長」の一方で、「戦争」と「貧困」もありました。
でも来てみると、都会の日常に悲壮感は見当たりません。
ホーチミン中で建設ラッシュがあり、ブランドショップが続々とオープンし、
皆さんおしゃれに気をつかい、熱心に働き、コーヒー屋台でのおしゃべりを楽しんでいます。
もちろん、ベトナムに来て日の浅いミンミンは、まだほんの一面しか見ていませんが。
イメージと現実の差はなんだろうな、と思います。
情報があふれる今の世の中。どの情報も正しいかもしれないけれど、すべてではない。
自分の目と足で確かめるチカラがますます大切になるんじゃないかな、と思うミンミンです。
by bonjour_hochiminh
| 2010-07-25 22:12
| ホーチミン